【家計の管理】強い家計づくりの支出割合について(お金が貯まる家計の黄金ルール)
家計管理の基本は、強い家計づくりです。
強い家計づくりには、収入の多い少ないにかかわらず、普段から貯金できる習慣が必要です。
お金を増やす方法は、いまも昔も次の3つだけです。
- 働いて収入を得る(収入を増やす)
- 倹約して支出を減らす
- 資産運用(積立投資)によってお金を増やす
(①収入―②支出)を常にプラスにして、③その種銭を積立投資によって増やしていく!
これが強い家計づくりの基本であり、全てです。
ではこの中で、誰がやっても同じ効果を得られ、即効性のある対策はどれでしょうか?
「支出を減らす」ことです!
その「支出を減らす」にはまず、「家計状況を把握する」ことが最も近道となります。
そこで本記事では、
「家計状況を把握するための方法」
「お金が貯まる家計の黄金ルール」
を紹介しますので、ぜひ最後までご覧になって、強い家計づくりの参考にしてください。
本記事のポイント
- 「家計状況を把握するための方法」
- 「お金が貯まる家計の黄金ルール」
家計状況を把握するための方法
家計状況の把握の必要性
積立投資を始める前にやるべきことは、「現在の資産額や家計状況を把握すること!」です。
家計状況を把握せずに、積立投資を始めてしまうと、その後の生活が苦しくなる可能性があります。
将来の資産形成のために、明日の生活が回らなくなってしまい、せっかく積み立てた資産を解約するのは、本末転倒です。
決して無理のない範囲で、積立投資生活を楽しむためにも、家計の把握は絶対に必要です。
投資に慣れてくると、投資額を増額したくなりますが、
- 日々の生活に必要なお金
- 生活防衛資金
- 5年以内に必要になる貯金
を投資に回すのはNGです!
家計状況の把握は、全体の支出の把握から家計状況の把握方法について解説していきます。
皆さんは、先月の生活費をすぐ答えられますか?
以下の項目について、過去1カ月の支出状況を書き出してみましょう。
なお、記録するのが目的ではなく、全体の把握を知るのが目的なので、1円単位でなくてもOKです。
マメ助家では、100円単位で何となく把握していますよ。
【手取り収入】 | 円 | |
【支出の合計】 | 円 | |
支出の内訳(固定費) | 円 | 支出全体に占める割合(%) |
住居費 (家賃・住宅ローン) | ||
通信費 (スマホ・インターネット) | ||
水道光熱費 | ||
生命保険料 | ||
支出の内訳(流動費) | 円 | |
食費 | ||
日用品費 | ||
医療費 | ||
教育費 | ||
交通費 | ||
被服費 | ||
交際費 | ||
娯楽費 | ||
小遣い | ||
嗜好品費 | ||
その他 | ||
預貯金 | ||
【現在の貯金・資産額合計】 | ||
【借金(ローン)残高】 |
全体の支出を何となく把握出来たら、
次はその支出の割合(%)が適正な範囲で納まっているか確認します。
もちろん家庭によってどんな生活を重要視しているかで、支出のメリハリは変わりますよ。
けど、適正な範囲っていうけど、難しいね。
何か参考になる数値はないの??
お金が貯まる家計の黄金ルール
ファイナンシャル・プランナーの横山光昭さんの著書から参考になる数値を紹介します。
「単身者用」、「夫婦+高校生1名+中学生1名がいる4人家族用」など・・・
様々なバリュエーションがありますが、
今回は「夫婦+未就学児1名の3人家族」の黄金ルールを引用します。
その他の黄金比率が気になる方は、参考図書から確認してくださいね。
「夫婦+未就学児1名の3人家族」のお金が貯まる黄金ルール
【支出の合計】 | 支出全体に 占める割合(%) |
支出の内訳(固定費) | |
住居費 (家賃・住宅ローン) | 27% |
通信費 (スマホ・インターネット) | 2% |
水道光熱費 | 7% |
生命保険料 | 5% |
支出の内訳(流動費) | |
食費 | 15% |
日用品費 | 4% |
医療費 | 1% |
教育費 | 10% |
交通費 | 1% |
被服費 | 2% |
交際費 | 1% |
娯楽費 | 2% |
小遣い | 10% |
嗜好品費 | 1% |
その他 | 2% |
預貯金 | 10% |
保育園や幼稚園にお金がかかるうちは「貯め期」ではありませんが、子どもの被服費などが膨らみすぎないように注意しましょう。
しっかりと支出を把握し、ムダをそぎ落すことで、貯金&積立投資に回せるお金をひねり出すことが出来ます。
家計のメリハリをつけることが大切!
預貯金の貯蓄率について
ファイナンシャル・プランナーの横山光昭さんは、
「どんな世代の人でも、どんなに貯金が苦手な人でも、手取りの16.7%なら無理なく貯められる」
と断言しています。(※参考図書2)
上記の家庭では、子どもの教育費が多くかかる時期ですが、こういったときは無理をせず、余裕が出てきたら貯蓄率16.7%を目標に貯金をするのも一つの指針になりますね。
貯蓄率16.7%を続けると、約3年で手取り年収の半年分を貯めることが出来ます。
まとめ
この記事では、強い家計づくりについて紹介しました。
家計管理の基本は、強い家計づくりです。
強い家計づくりには、収入の多い少ないにかかわらず、普段から貯金できる習慣が必要です。
家計状況を把握せずに、積立投資を始めてしまうと、その後の生活が苦しくなる可能性があります。
将来の資産形成のために、明日の生活が回らず、せっかく積み立てた資産を解約するのは、本末転倒です。
決して無理のない範囲で、積立投資生活を楽しむためにも、家計状況の把握と支出のコントロールは、人生を豊かにするために必要な技術です。
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