【書籍紹介】なぜ貯金好きはお金持ちになれないのか?
こんにちは! マメ助です。(Twitter@2020mamesukeFP)
今も昔もお金にまつわる「金持ち思考」と「貧乏思考」に対比する構造は、注目を集めます。
今回は、資産運用を続けている人に、これから資産形成をしようと思っている人にその内容を紹介しつつ、今後の運用に役立つ視点を共有したいと思います。
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最後までご覧になって、資産運用の参考にしてください。
著者:北川邦弘「なぜ貯金好きはお金持ちになれないのか?」
この書籍は、「人生100年時代」を見据え、現役時代に「資産1億円」をつくることを目指す指南書です。
2012年に出版された本ですが、当時も今も通用する考え方は同じです。
- 守る財布を持つ(生活防衛資金)
- 貯める財布を持つ(5年以内に使うお金、教育資金など確実に準備するお金)
- 増やす財布を持つ(10年、20年先を見据え、国際分散投資で殖やすお金)
ネット証券から比較的低コストのインデックス・ファンドが発売され始めるタイミングが、2012年前後でした。
個人投資家でも外国株式の投資信託を購入できる環境が整い始めた頃です。
今よりも手軽に低コストインデックス・ファンドを選んで買うことができない時期でしたが、資産運用の基本は今も昔も変わりません。
株式市場の相場が良いときも、悪いときも基本を忠実に守って、適切なリスクを保ち続けたいですね!
今も昔も発生する「投資難民」とは?
北川氏は本の中で、ネット証券の広がりとともに増える「投資難民」についても言及しています。
投資難民とは、次のような人たちのことです。
ネット証券が作り出す投資難民。(中略)
今や個人が素手で世界中のマーケットに立ち向かっていく時代となった。
つまり個人の投資家は誰に相談することもなく、自然とリターンの大きな取引に引き寄せらせて、リスクの相当高い取引にのめり込んでいく。
なぜ貯金好きはお金持ちになれないのか?(P174)
に今でも同じことが起きていますね。
例えば、仮想通貨、レバレッジ型金融商品などなど・・・
もちろん、それ自体の仕組みは良くも悪くもありません。
しかし、群がっている投資家たちのは「本当にそれが自分の資産形成に必要なのか?」もう一度よく考えないと、すぐに「投資難民」となってしまう。
北川氏のそんな危惧が感じられる内容です。
しっかり投資対象の特性を理解して、適正なリスクを取っているなら問題ありません。
でも、「儲かるから」、「値上がりしているから」という理由でなんとなく群がっている人もいるんでしょうね。
この本は、これから資産形成を始める人、今も継続している人、両方におススメできる本です。
気になる方はリンクを掲載しますので、確認してみてくださいね!
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