【ひふみプラス陥落!インデックス・ファンドが上位独占】ネット証券投信積立契約件数ランキング(2022年4月)
モーニングスター公式サイトで「ネット証券の投信積立契約件数ランキング22年4月🔗」が、公表されました。
今回は、このランキングを紹介しつつ、私が感じたことを記事にします。
この記事で分かること
インデックス・ファンドが、トップ10を独占!
「eMAXIS Slim」に「楽天」と「SBI・V」が追う展開!
まとめ:これから積立投資を始めるなら・・・
最後までご覧いただき、資産運用のヒントにしていただければ幸いです。
インデックス・ファンドが、トップ10を独占!
ネット証券の投資積立契約件数ランキングの集計方法は、次のとおりです。
ランキングは、定期的に月次の投信積立契約件数トップ10を公表しているSBI証券、楽天証券、マネックス証券の公開情報を使用。各社ランキング1位に10点、以下、順位が落ちるたびに1点を減点し、第10位を1点として、3社のランキング10位までのファンドの点数を集計した。
出典:モーニングスターより
2022年4月のランキング上位10位まで、インデックス・ファンドが占めました。
先月7位にランクインしていた唯一のアクティブ・ファンド「ひふみプラス」が、ついにトップ10から陥落しましたね。
1位の「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」と、2位の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、各々16か月連続で独占している不動の人気商品です。
3位から5位まで順位は入れ替わりますが、ほぼ常連です。
6位以下は、バランス・ファンドがランクインすることもあれば、レバレッジ型・テーマ型商品がランクインすることもあり、バラバラです。
上位商品の株式指数はほぼ同じ。
今回、トップ10を占めるインデックス・ファンドが連動を目指す株式指数は、約3つに分類できます。
米国株式指数の「S&P500」「CRSP US トータル・マーケット・インデックス」
全世界株式指数の「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」「FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス」
日本を除く先進国株式指数の「MSCIコクサイ指数」
3つとも実績ある代表的な株式指数です。
投資先企業数は異なりますが、どれも米国比率が60%以上含まれています。
米国を中心とした資産運用している我が家にとっても、馴染みある指数です。
長期保有に適した商品群。
今回、ランクインした10個のインデックス・ファンドは、米国企業を中心としたグローバル企業へ手軽に投資できる商品です。
どれも低コストかつ優良な商品と言えます。
過去の実績では、10年~20年と長期保有すると、多くの投資家が儲かる(資産を増やす)可能性が高いことが知られています。
私も愚直にコツコツと積立投資をしています♪
「eMAXIS Slim」に「楽天」と「SBI・V」が追う展開!
今回初めて10位にランクインした「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」は、2022年1月に設定された新商品です。
また、「ニッセイ外国株式インデックス・ファンド」を除く、9商品はすべてシリーズ化された商品です。
「eMAXIS Slimシリーズ」(全10種類)のうち、4商品がランクイン(1位~3位、6位)。
「楽天シリーズ」(全3種類)のうち、2商品がランクイン(5位、7位)。
「SBI・V シリーズ」(全4種類)のうち、3商品がランクイン(3位、7位、10位)。
純資産残高は、eMAXIS Slim シリーズが突出。
しかし、今回ランクインしたシリーズ別の純資産残高合計は、「eMAXIS Slimシリーズ」が一つ抜けています。
「eMAXIS Slim」:2,119,763 百万円
「楽天」 :720,487 百万円
「SBI・V」:623,030 百万円
「eMAXIS Slim」4商品の合計で、2兆円を超えています。
もちろん、「楽天」約7,200 億円と、「SBI・V」約6,230 億円も投資信託としては、巨額な純資産残高です。
しかし、「eMAXIS Slimシリーズ」の凄さを改めて実感します。
1位、2位を独占する絶対的なエースが、3位以下の商品と入れ替わるときはあるのか??
引き続きウォッチしていきたいですね!
まとめ:これから積立投資を始めるなら・・・
このランキングは、つみたてNISAやiDeCoを、これから始める投資初心者が、最も参考にできる優秀なものだと感じています。
このランキングに入っている商品なら、どれを選んでも「長期的な資産運用で合格点(80点以上)を取れる」と言えます。
もちろん、株式投資は価格変動などのリスクを伴いますし、短期的には元本割れもや暴落も起こり得ます。
もし1つだけ商品を選ぶなら?
もし、私がこれからインデックス・ファンドの積立投資を始めるなら、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を選びます。
(理由は、当ブログで解説しているのでそちらを確認してくださいね!)
しかし、投資初心者ならいろいろな商品を買ってみたくなると思います。
試しに、2~3つほど買ってみるのもいい経験になると思います。
我が家では、夫婦2人分のつみたてNISA、iDeCoで「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を購入しています。
そのほか、特定口座で「SBI・V シリーズ」も購入しています(笑)
今回は、「ネット証券の投信積立契約件数ランキング22年4月🔗」のランキングを紹介しつつ、私が感じたことを記事にしました。
おすすめ書籍
インデックス運用では、次の書籍が参考になります。
関連記事です。
全世界株式インデックス・ファンドに投資する理由を解説しています。
【投資の目的は何?】「全世界株式1本か?先進国株と新興国株に分けるべきか?」と悩む前に考えたい3つのこと
どの投資信託選びも重要ですが、資産運用でより大切なのは「資産配分」です。
資産配分事例について解説しています。
【資産形成】バンガード社ポートフォリオ配分モデルから資産配分・リスク分散を考える