\オルカン!祝・運用資産残高1兆円突破!/
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2023年4月14日、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称:オルカン)の運用資産残高が、1兆円をはじめて突破しました。
三菱UFJ国際投信HPはこちら🔗(←新しいタブで開きます。)
今回は、運用資産残高と信託報酬をネタに感じたことを記事にします。
オルカンの運用資産残高が1兆円超え。
信託報酬の値下げ合戦が再燃。一番良い商品はどれ?
運用資産残高1兆円超え!
2018年10月に設定され、5年。2023年4月14日の運用資産残高が1兆円を超えました。
現在運用されているオープンエンド型投資信託(DC専用・ETFを除く)では、運用資産残高が1兆円を超えているファンドは4本しかありません。
(図2)ウエルスアドバイザーHPより
上位の商品は、米国株式(S&P500)やアクティブ・ファンドが並ぶ中、全世界株式のインデックス・ファンドが1兆円を超えるのは、日本の資産運用業界の節目。長期的な資産運用がやっと根付いてきた感じがありますね。
1兆円は通過点にしかすぎませんが、今後もバンガード社の投資信託のように、長く多くの人に支持される商品に育ってほしいですね^^
さて、そんな中、新NISAに対応し顧客獲得競争を意識した信託報酬の引き下げ合戦が再燃しています。
記憶に新しいのは、アセットマネジメントOneが運用する「たわらノーロード全世界株式インデックス・ファンド」や日興アセットマネジメントが運用する「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」ですね。
各社の信託報酬率の差
(図3)MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動を目指す投資信託一覧(出典:時事通信社)
オルカンとたわらノーロードが、0.1133%(税込)。
Tracers 全世界株式は、0.05775%(税込)となっています。オルカンの半分の信託報酬率となっており、Twitter等のSNS界隈では騒然となりましたね。
しかし、Tracers全世界株式の信託報酬率の低さにカラクリがあるようで、すぐさま解明されました。
結論を言えば、オルカンが信託報酬率に含んでいるライセンスフィーなどの運用経費を、Tracers全世界株式は「信託報酬に含まずに表示している」わけです。
信託報酬算出の統一基準がない仕組みを上手く突いた方法ですね。ルール違反ではないけれど。。。
総経費率が超重要!
このカラクリを受け、オルカンを運営する三菱UFJ国際投信からは、「eMAXIS Slim」シリーズの基本理念について改めて紹介されています。その一部を引用します。
当シリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」というコンセプトのもと、公正な比較対象となる他社類似ファンドの信託報酬率が弊社ファンドの信託報酬率を下回る場合、ファンドの継続性に配慮した範囲で信託報酬率を引き下げることを基本としています。ただし、当シリーズが信託報酬率を変更する際に参考とする類似ファンドの中には、弊社eMAXIS Slimシリーズでは信託報酬に含めている「ファンドの経理業務」、「目論見書・運用報告書の作成に係る経費」、「対象指数(インデックス)の商標使用料(ライセンスフィー)」などを信託報酬とは別にファンドに請求しているものがあります。(中略)
ファンドの運用コスト比較に際し、信託報酬率のみではなく、海外でも一般的な「総経費率」をあわせてお伝えすることで、よりお客さまの視点に立った開示を進めていきたいと考えております。
三菱UFJ国際投信さんは、あくまでも比較可能な「総経費率」が判明してから対応するみたいですね。
インデックス・ファンドの運用では、運用コストだけでなく、対象指数への連動性を高めトータルリターンの向上が必須ですからね。
新しい商品が登場しても、運用が安定し「総経費率」が判明するまでは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに引き続き積立投資を続けることが無難ですね。
オルカンの運用資産残高が1兆円超え。
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