【何を買う?積立投資の参考に!】ネット証券の投資信託積立件数ランキング(21年10月)
こんにちは! マメ助です。(Twitter@2020mamesukeFP)
モーニングスターの公式サイトで参考になる投資信託のランキングが発表されています。
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今回は、この記事を紹介しつつ、思ったことを記事にします。
最後までご覧いただき、資産運用のヒントにしていただければ幸いです。
ネット証券の投資信託の積立契約件数ランキング
(図1)は、2022年10月のネット証券の投資信託積立契約件数のランキングです。
第1位、第2位は先月から変わりません。
順位付けの方法は次のとおりです。
ランキングは、定期的に月次の投信積立契約件数トップ10を公表しているSBI証券、楽天証券、マネックス証券の公開情報を使用。各社ランキング1位に10点、以下、順位が落ちるたびに1点を減点し、第10位を1点として、3社のランキング10位までのファンドの点数を集計した。
モーニングスター公式サイトより引用
第1位は、S&P Global Ratings社の米国株式指数(S&P500種指数)に連動する投資信託です。
第2位は、MSCI社の全世界株式指数(ACWI)に連動する投資信託です。
第3位と第4位は、米国株式に投資するインデックス・ファンドですね。
米国株式に投資する投信は、低コスト化が進み、ますます人気を集めています。
MSCI社とは、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(米国の企業)の会社名の略称です。代表的な株式指数を開発・提供してます。
公式サイトはこちら→https://www.msci.com/
実際のところ、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インテックス(ACWI)」って正直、よく分からないんだよね。
Aさんのような人もいらっしゃると思いますので、公式サイトから情報を引用しつつ簡単に紹介していきます。
MSCI社の株式指数(ACWI)
(図2)は、MSCI ACWIの構成内容を示しています。MSCI ACWIは2つの指数から構成されています。
- MSCI ワールド・インデックス(先進国株式指数:約1,500社)
- MSCI エマージング・マーケッツ・インデックス(新興国株式指数:約1,400社)
①の先進国株式と②の新興国株式を合わせて、全世界株指数(約3,000社)を構成しています。
各市場の大型・中型株式を中心とした時価総額加重平均の約85%をカバーしているのが特徴です。
公式のファクトシートはこちら→ MSCI ACWI Index (USD)🔗
米国株式の割合は、約60%を占めています。米国の構成指数(MSCI USA)は約630社で構成されています。
S&P500種指数は、約500社で構成されていますので、MSCI USA指数の方が構成銘柄数が多いことが分かります。
ランキングを見て思ったこと
2022年10月のランキングでは、2つの新しい投資信託がランクインしました。
「イーストスプリング・インド・コア株式ファンド」
「Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)」
どちらもあまり聞きなれないファンドです。
個人的には、全世界株式インデックス・ファンドを中心とした長期的な資産形成を続けているので、新たに購入するつもりはありません。
しかし、米国株式配当貴族インデックスに関して、モーニングスター公式サイトの記事では、次のような解説がされています。
第9位の「Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)」は、「S&P500配当貴族指数(税引後配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果をめざす、新しいタイプのインデックスファンドだ。「S&P500配当貴族指数」は、「S&P500」構成銘柄のうち、過去25年間連続して毎年増配している優良大型株のパフォーマンスを測定する指数で、いわゆる「スマートベータ」といわれる新しいタイプの株価指数になる。(中略)「スマートベータ」は定量的なルールに基づいて構成銘柄を選定し、中長期的には従来型の株価指数を上回る運用成績を期待する指数になっている。
モーニングスター公式サイトより
インデックス・ファンドのようで、「スマートベータ」の類は、一定のルールに基づく「アクティブ運用」のようなもの。
個人的に従来型の株価指数(ACWIやS&P500など)で、十分な資産形成ができると信じています。
今回のようなインデックス運用に見えて実は”アクティブ運用”のファンドには注意が必要。
従来型の株価指数を上回る成績を目指すファンドは楽しみがありますが、事前にそれを見極められないことを分かったうえで、投資することが必要ですね。
我が家では、「どのファンドが勝つか分からない」と割り切って、長期資産形成の軸となる投信は「全世界株式インデックス・ファンド」に決め、毎月愚直に積み立てをしています。
そのうえで、絶好調の米国市場の成長をもう少し取り込みたいと考えた場合、私たちは「全世界株式インデックス・ファンド」に、「全米株式インデックス・ファンド」を特定口座でトッピングすればよいと考えています。
「全米株式インデックス・ファンド」 は、”楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)”や、”SBI・V・全米株式インデックス・ファンド”のような、米国株式市場を丸ごと投資できる投資商品です。
「全米株式インデックス・ファンド」で、米国企業の約4,000社を投資できます。
もちろん、投資に正解はありません。「スマートベータ」という考え方にも賛成です。
この辺りは、好みの問題かもしれませんね。
まとめにかえて
今回は、2022年10月のネット証券の投資信託積立契約件数のランキングを紹介しつつ、思ったことを紹介しました。
「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」に触れつつ、これから投資信託を購入しようとしている方に私たちの実践していることを紹介しました。
これからも様々な商品が、発売されると思いますが、投資目的とその達成方法を明確にして、妥当な商品を選んでいきたいですね。
もちろん、多少その方法(投資商品の選択)が異なれど、これからも皆さんの役に立つ内容を発信していきたいと思います。
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