【資産形成】財産をつくるために必要なのは、お金の量ではなく、時間という事実。(社会人1年目のあなたへ)
前回は、「貯蓄」の重要性について解説しました。
今回は、なぜ社会人1年目のあなたが、今すぐに「貯蓄」習慣をつけるべきかを解説します。
ポイントはたった一つです。
「資産形成」のために最も必要なのは、「時間」である。
貯蓄を始めようと思うとつい「もう少し収入があれば」と思うはず。
でも金額の多寡ではなく、「時間を利用すること」が資産形成では重要です。
だからこそ、社会人1年目から「貯蓄」習慣を作る意味があります。
最後までご覧いただき、資産形成のヒントにしていただければ幸いです。
みんな資産形成をしてこなかったことを後悔
驚愕のアンケートの結果とは?
野尻哲史さんの著書「定年後のお金」という本によると、
”現役時代にやっておけばよかったことは何か?”という質問に対して、過半数の人が
と回答しています。
つまり、過半数の人は資産形成を後悔しています。
多くの人は、若いときから資産形成すべきと後悔・・・
「若い時からちゃんと貯蓄をしていればよかった・・・」
「あと20年あれば・・・」
このアンケート結果の背景には、人生経験が豊富になる50代~60代の人ほど「マネーリテラシー」が向上することも要因だと思われます。
皆さんは、こんな後悔したくないですよね?
だからこそ、今から始めるしかありません。
先送りにしていると損!?
少額貯蓄は無意味??(私はそうは思いません!)
「社会人1年目といっても少額しか貯蓄できないから意味はないのでは?」
そう思っている人は要注意。
資産形成における時間のパワーを凄まじいものがあります。
時間の凄さとは?
たとえば、24歳の人が65歳までの40年間で、2,000万円貯めるとしましょう。
平均年利5%の複利で運用できたとして、月々の貯蓄額は約13,000円です。(税金は考慮しない。)
一方、54歳の人が65歳までの10年間で、2,000万円貯める場合、
同じ条件だとしても月々の貯蓄額はなんと約129,000円となります。
(必要な額は、10倍に膨れ上がります!?)
どうでしょう?月々約13万円も積み立てられますか?
先送りしていると取り返しのつかないことになります。
65歳までに2,000万円貯めるための方法
一括投資の場合(年利5%の複利運用)
一括投資する場合、
24歳の人は約284万円を投資して放ったらかしすれば、65歳(40年後)には約2,000万円まで増えています。
一方、54歳の人では約1,226万円ものお金を一括投資しなければ、65歳時に約2,000万円準備することができません。
あくまでも、シミュレーション上の話であって、確実に上手く運用はありません!
机上の空論ではなく、実際の株式市場への投資リターンを元に計算されています。100%作り話ではないところがミソ。
積立投資の場合(年利5%の複利運用)
どうでしょうか?
65歳で2,000万円貯めるためには、
24歳の人は毎月13,000円で済むところが、
55歳の人は毎月13万円もの金額が必要となります。
その差は10倍です。
「時間」の重要性を認識できたと思います。
だからこそ、社会人1年目から「貯蓄」習慣を作る意味があります。
まとめにかえて
なぜ社会人1年目のあなたが、今すぐに「貯蓄」習慣をつけるべきかを解説しました。
ポイントは次のとおりです。
「資産形成」のために最も必要なのは、「時間」である。
このことをしっかりと認識して、”たった今”から始めてください。
先送りにしていると取り返しのつかないことになります。
(もちろん先輩方も、これから少しずつ良くなっていくことができます。今から始めましょう!)
では、次はどうやって投資していくかを確認していきましょう。
この記事が、皆さんのお役に立てば幸いです。
では、よい人生を!
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