【月次レポート】(オルカン、楽天VT、SBI・雪だるま、SBI・V・VT)4つの全世界株式ファンドを比較(2022年11月末)
こんにちは! マメ助です。(Twitter@2020mamesukeFP)
「eMAXIS Slim」、「楽天」、「SBI」の代表的な4つの全世界株式インデックス・ファンドについて、「3分で分かる全世界株式インデックス・ファンドの推移」を紹介していきます。
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トータルリターンの傾向は?
他のインデックス・ファンドとの優位性は?
忙しい人でもこの記事を見れば、3分で現在の状況が確認できます。
毎月の参考にしてください。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(以下、オルカン)
SBI・全世界株式インデックス・ファンド(以下、雪だるま(全世界))
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天・VT)
SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド(以下、SBI・VT)
※リンク先は、SBI証券HP
- 純資産総額(前月比)
- 運用成績
- 国・地域・業種割合
まず結論
(各月次レポートおよびHPより作成)
11月も低調な結果となりましたね。
2021年1月に設定された「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」の運用実績は1年未満ですが、参考までに掲載します。
2022年は、世界的に株式市場が荒れています。しかし、純資産は順調に増えていますね。
愚直に積み立て&ほったらかし運用を心がけましょう!
純資産総額(前月比)
Slim全世界株式:+247億円
雪だるま(全世界株式):+15億円
楽天VT:+29億円
SBI・VT:+8億円
今月も純資産の増加が確認できました。
月次資産流出入推移
月次資産流出入推移は、(資金流入)-(資金流出)の金額を月次で表しています。
(SBI証券HPよりよれぞれ作成)
Slim全世界株式(オルカン)
2022年11月の資産流入額:約379億円(過去最高!)
雪だるま(全世界株式)
2022年11月の資産流入額:約31億円
楽天・VT
2022年11月の資産流入額:約73億円
SBI・VT
2022年11月の資産流入額:約10億円
どの投資信託も、設定来資産流入が続いていますね!
オルカンは、過去最大の資産流入を記録しています。
雪だるま(全世界株式)も楽天VTも、投資信託としては悪くない資産流入額です。
SBI・VTは、これから増えていけば良いですね!
運用成績の比較
(表2)運用成績一覧表
シャープレシオ
シャープレシオとは、「リスクに対するリターンの大きさ」を示す指標です。
シャープレシオが高い=投資効率が良いと言えます。
直近1年間では「雪だるま」が、直近3年間では「オルカン」が高い傾向です。
※設定して1年未満のため、SBI・VTの実績はありません。
標準偏差(リスク)
標準偏差(リスク)は、リターンのバラつきを示す指標です。
数値が高いほど、価格変動が大きくなります。(年率換算)
直近1年間のリスクは、「オルカン」が高い傾向が見られます。
※設定して1年未満のため、SBI・VTの実績はありません。
トラッキングエラー(TE)
連動を目指しているインデックス(指数)のリターンを比較し、乖離度合を測る尺度です。
この数値が小さいほど、指数との連動性が高いことになります。
小さいほど良いファンドと言えます。
3つのファンドでは、ほとんど差はありません。
※設定して1年未満のため、SBI・VTの実績はありません。
トータル・リターン比較(直近1年間)
Slim全世界株式:3.98%
雪だるま(全世界株式):4.03%
楽天・VT:3.57%
※設定して1年未満のため、SBI・VTの実績はありません。
相対的に「雪だるま」が、他の商品と比べ優位な成績を収めています。
直近3年間では、「オルカン」が相対的に優位です。
「楽天・VT」は、相対的にトータルリターンが低い傾向です。
総資産額・資産流入・運用成績・総経費率を総合的に判断すると、「eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)」が、比較的に優位な商品だと思います。
保有コストは?
運用目論見書上の保有コストとして、信託報酬がありますが、投資信託を運用する上で信託報酬以外の手数料も必要になります。
この信託報酬以外の手数料を”隠れコスト”と言います。
隠れコストは、1年間の運用期間中に必要なった経費であり、運用報告書で公開されてます。
総経費率とは、隠れコストを含む運用期間中に投資信託を保有する経費の概算です。
この3つの中では、「雪だるま(全世界株式)」が相対的に低コストになっていますね。
国・地域・業種割合
Slim全世界株式(オルカン)
組入上位10か国・地域
組入上位10業種
雪だるま(全世界株式)
組入上位10か国・地域
組入上位10業種
楽天・VT
組入上位10か国・地域
組入上位10業種
SBI・V・VT
組入上位10か国・地域
組入上位10業種
全世界株式インデックス・ファンドの特徴
3つとも地域の構成比は、米国が1位(約60%)、日本が2位(約6%)、以下英国・カナダ・中国の順となっています。
業種では「情報技術(テクノロジー)」、「金融」、「ヘルスケア」、「一般消費財」、「生活必需品」等が、上位を占めています。
これらの業種株価が、ファンドの基準価格に影響をより多く与えることが考えられます。
毎月少しずつ割合が変化しているけど、どれも似たり寄ったりです。
半分を占める米国株式インデックス・ファンドと同様に、「情報技術(テクノロジー)」「ヘルスケア」「金融」が、評価額をけん引していることが分かります!
まとめ
毎月の月次レポートを比較しながら、「3分で分かる全世界株式インデックス・ファンドの推移」を紹介しました。
今月のデータまとめ。
毎月の月次レポートを比較することで、各ファンドがどんな推移・結果残しているか確認していきます。
11月は「雪だるま(全世界株式)」が相対的に優位でした。
しかし、どの商品も、先月と比べても資産の増加やトータル・リターンに大きな問題ない状況ですね!
引き続き、愚直に積み立て&ほったらかし運用で問題ありませんね!
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