上位3つの顔ぶれは変わらず!【2023年10月投信積立契約件数ランキング】
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ウエルスアドバイザー株式会社公式サイトでは、ネット証券の投信積立ランキングを公開しています。「10月27日新規設定の楽天のインデックスファンドがトップ10入り」🔗(新しいタブで開きます。)
この記事を読んで思ったことを紹介します。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」単独1位
トップ10の詳細(1兆円ファンドが4本)
「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」ランクイン!
米国株式インデックス・ファンドを中心とした低コストの積立投資が人気です。今月のランキングでは、先月からラインナップが変わりましたが、上位3つに変化はありませんでした。
楽天の新しい全世界株式オール・カントリー(以下、AC)が、初のランクインとなりました。さっそくランキングをチェックしていきましょう。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」単独1位
(表1)出典:ウエルスアドバイザー株式会社公式サイトより
(表1)は、2023年10月のネット証券の投信積立契約件数ランキングです。各商品の特典集計方法は、次のとおりです。
ランキングは、定期的に月次の投信積立契約件数トップ10を公表しているSBI証券、楽天証券、マネックス証券の公開情報を使用。各社ランキング1位に10点、以下、順位が落ちるたびに1点を減点し、第10位を1点として、3社のランキング10位までのファンドの点数を集計した。
最大得点は、30ポイント。(同一商品が3社で1位になった場合)
今月の1位は、「eMAXIS Slim 全世界株式(AC)以下、オルカン」でした!ついに単独1位を獲得できましたね。2位は圧倒的人気商品「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」。3位は、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」でした。
シルバーコレクターの「オルカン」が、ついに単独1位に。
2023年4月からインド株式インデックス・ファンドがランクイン継続など、定番商品が目立つようになりました。また、ここに来て楽天・ACランクインするなど、下位商品の入れ替わりが激しい展開になってきましたね。ただ、上位の商品は非常に優良なファンドたちなのでこの傾向が続いてくれたらいいですね!
トップ10の詳細
純資産残高が1兆円(1,000,000百万円)を超える、低コストの株式インデックス・ファンドを活用した資産運用が確実に広がっています。
2018年のつみたてNISAが始まった時点で、1兆円を超えるファンドが4本も誕生するなど、想像もできませんでした。その中で圧倒的な人気を誇るのが、米国株式(S&P500)に投資する商品「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「SBI・V・S&P500」が中心的な商品です。
各ファンドの騰落率(直近1年)は、米国株式・全世界株式で大差なく、好きなファンドを購入すれば良いですね。またベンチマークとの乖離率も、気するほどでもなく、上手く運用されていることが分かります。
楽天・ACが初ランクイン!
10月27日に新規設定された、楽天・ACと楽天・S&P500が、初めてランクインしました。その代わり、楽天・全世界株式インデックス・ファンドがランク外になりました。
既存商品はそのまま放置しつつ、新しいインデックス・ファンドを設定するなど、SNS上では賛否両論ありました。蓋を開けてみれば、積立投資設定ランキングが大きく入れ替わる結果になり、楽天さんの思惑通りの展開が進んでいますね。
この調子で楽天・ACや楽天・S&P500がランキング常連商品になるか見守っていきましょう。
今月はランキング下位の入れ替りが激しい結果に
先月ランクインした「楽天・全世界株式」、「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」、「日経平均高配当利回り株ファンド」は、ランク外に沈みました。
また、熾烈な信託報酬引き下げ競争の立役者の野村アセットマネジメント(株)「はじめてのNISA・AC」や「Tracers MSCI AC」は、残念ながらランク外に沈みました。
一方、インド株インデックス・ファンドは、順位を上げランキング常連になりつつあります。
低コストの株式インデックスを使って積立投資を続けよう!
先月は、新NISAを見据えた低コストのインデックス・ファンドの新設定ニュースが豊富でした。今月はその新しい商品がいきなりランクインするなど新しい風が吹いています。
しかし、低コスト・優良な指数に連動を目指すインデックス・ファンドが乱立してくると、ますます運用の上手さ・商品の質(運用資産残高や資産流出金額の差)を、注目ポイントになってきますね。
引き続き、各ファンドの動向を注視しつつ、当ブログでも紹介していきたいと思います。
投資が趣味でも仕事でもない普通の人は「全世界株式インデックス・ファンド」を愚直に積み上げるだけで、資産形成が完結します。
それこそ、「稼いで貯めて増やす」資産形成のプロセスそのものに充実感を覚えるなら、全世界株式インデックス・ファンド1本と長く付き合えばOKです。結局のところ、
非課税枠(NISAやiDeCo)の活用して、
低コストの代表的な株式インデックスを使って積立投資を始め、
低コストの代表的な株式インデックスを使って積立投資を続け、
低コストの代表的な株式インデックスを使って定率売却をする。
これで資産形成は、ほぼ完了。
そんなことを感じた記事でした。この記事では次の内容で紹介しました。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」単独1位
トップ10の詳細(1兆円ファンドが4本)
「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」ランクイン!
積立投資を利用する人は、確実に増えています。新NISAを見据えて、優良な商品も相次いで投入されています。我が家のような普通の個人投資家にとっても、若年層にとても素晴らしいことだと思います。
このブログでは、微力なら引き続き情報発信を続けて、積立投資の普及と継続のお役に立っていきたいです。引き続き、こういったランキングを確認しつつ、感じたことを紹介していきたいと思います。
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