【資産形成】つみたてNISAが始まって3年半、当初から継続した人は全員プラス収益に!
記事の内容を要約すれば、次の3点になります。
① 2018年から始まったつみたてNISA制度で投資信託を購入した人が全員含み益になった!
② 運用成績が良いのは、「外国株式・全世界株式」!
③ マーケットのタイミングを読む必要は不要!下落局面でも愚直に続けるべし!
この記事では、上記の内容を紹介しつつ、「これから始めても損しないの?」と積立投資を始めようか迷っている人に、「大丈夫!これからでも間に合う!愚直に続けよう!」と応援する内容です。
最後までご覧いただき、資産形成のヒントにしていただければ幸いです。
そもそもつみたてNISAって何?
つみたてNISAとは、人生100年時代にふさわしい家計の安定的な資産形成を支援していく観点から、国(金融庁)が2018年1月より制度化した「長期・分散・積立」投資を促進する制度です。
その特徴は、20年間投資により得られた運用益が非課税になる点と国(金融庁)が認めた商品だけが投資対象となる点です(表1)
冒頭で紹介した日経新聞の内容は、「つみたてNISAが始まった2018年1月から毎月愚直に積立投資を始めた人全員が、一時的であったとしても含み益になりました!」と紹介しているものです。
コロナショックを乗り越え、どんな商品を購入しても全員が含み益になったという事実は、「金融庁の定めた基準が、制度の主旨に合っていた」ことを示していますね!
もちろん、株式市場の状況が良いことも大いに影響しています。しかし、長く・コツコツ積立続けることが、資産形成の役に立つことを示していますね。
では、今後もこの調子で含み益が拡大するでしょうか?また、これから始める方もしっかり資産形成の役に立つ方法なのでしょうか?
数年単位の短期的なことは分かりませんが、15年~20年くらいの単位でみると、引き続き含み益も拡大するし、これから始めても資産形成の役に立つ事実がデータとして残っています。
過去実績に見る長期分散投資の実力
(図2)は、J.P.Morgan公式サイト「Guide to the Markets」🔗から引用した先進国株式インデックス・ファンドに投資した「投資期間別のリターン(年率換算)」を示しています。
株式100%に投資した場合は、オレンジ色(3本の棒の左側)になります。
ポイントは次のとおりです。
投資をして、1年後には+67%~▲47%のブレ幅がある。
投資をして、5年後には+25%~▲5%のブレ幅がある。
もっと続けると、投資を始めて10年後には、+15%~▲2%のブレ幅がある。
さらに続けると、投資を始めて20年後には、+12%~+4%のブレ幅がある。
投資を長く継続すると、20年後には全員がプラスのリターンになることが分かっています。
これが長期間、株式インデックス・ファンドを保有しつづけることの意味です。
始めるタイミングも関係ありません。早く始めて、ひたすら保有しつづける期間を確保することが重要です。
長期保有すると誰も損しない!だから早めに始めよう!
簡潔に言うとそんなところです。
もちろん、短期間では大きな含み損が出る可能性があります。
2018年から始まったつみたてNISAでは、3年半で全員が含み益になりましたが、ここ数年のサイコロの目が良かっただけかもしれません。
しかし、過去の実績では20年間長期保有さえ続ければ、しっかりした利益を得ることができます。
ぜひ、愚直に積立投資を続けましょう!
まとめ:短期的な価額の値動きは無視して、愚直に積立投資を続けよう!
日経新聞の記事「つみたてNISA対象投信、すべてが含み益に」の内容を紹介しつつ、 「これから始めても損しないの?」と積立投資を始めようか迷っている人に、「大丈夫!これからでも間に合う!愚直に続けよう!」と応援する理由を解説しました。
これから始めても大丈夫な理由は次のとおりです。
過去の実績を調べると、20年間ひたすら保有しつづけると全員が含み益になった。
資産形成は、早く始めて長ーく続けることが最も重要!
もちろん、短期的には含み損になる可能は十分あります。
だからこそ、今必要なお金を使うのではなく、15年・20年先に使うお金をつみたてNISAで運用することは、最適な「お金の置き場」を利用することと同じです。
短期的な価額の値動きは無視して、愚直に積立投資を一緒に続けていきましょうね!
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