2868 グローバルX S&P500・カバード・コール ETF
こんにちは! マメ助です。
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東証マネ部!で新しい上場投資信託(ETF)の紹介記事がありました。
2022年11月8日上場 2868:グローバルX S&P500・カバード・コール ETF(新しいタブで開きます)
https://money-bu-jpx.com/news/article040991/
グローバルX社が、米国に上場しているETF(ティッカーシンボル:XYLD)に実質的に投資するものです。
https://globalxetfs.co.jp/funds/xyld/
これまでは、米国株式市場で直接【XYLD】を買い付ける必要がありました。
11月9日から上場される(2868)は、S&P 500指数を原資産として、1ヵ月ごとに新しく期近のコール・オプションを売り建てる「カバード・コール戦略」の東証ETFで、円建てで投資できるものです。
「カバード・コール戦略」とは?
東証マネ部!で分かりやすい解説があるので引用します。
「カバード・コール戦略」とは、原資産(2868の場合、S&P500指数構成銘柄)を保有しつつ、コール・オプションを売却する戦略のことで、コール・オプションの売却により得られるオプション・プレミアムが主な収益源となります。
https://money-bu-jpx.com/news/article040991/
「カバード・コール戦略」の特徴は2つです。
① S&P500指数の上昇による値上がり益を放棄する代わりに、オプションの売却によって得られるオプション・プレミアムが主な収益源。
② 相場の下落局面においてはオプション・プレミアム分がクッションとなり、S&P500指数の下落による損失を軽減する。
2868は、そういった特徴を備えた「カバード・コール戦略」の商品です。
<留意すべき投資スタイル>
ただ、交付目論見書では次のような注意点も指摘されています。
短期的に上昇相場を予想する場合の投資は留意が必要
グローバルX(S&P500・カバード・コール ETF)交付目論見書より
原資産がコール・オプションの権利行使価格以上に上昇する場合は、次のコール・オプションを売り建てるまでの間、収益が限定的になります。そのため、短期的に上昇相場を予想する場合の投資は留意が必要となります。
S&P500指数が上昇する局面では収益が限定される一方、横ばいの場合はオプション売却のプレミアム獲得によってパフォーマンスに寄与します。
なお、オプション・プレミアムを獲得する分、指数下落による損失は軽減されますが、普通に下落します。
経費率は?
主な3つの優先証券の経費率は、次のとおりです。
ティッカーシンボル | 経費率 |
XYLD | 0.6 %程度 |
2868 | 0.0385 % + 0.6 %(実質:0.6385%程度) |
運用実績は?
9月末時点で投資対象の【XYLD】は、年初来▲17.47%(ドルベース)の値下がりとなっています。
設定来では、+6%程度(ドルベース)となっています。
大きく資産を増やす商品ではないので、投資目的を明確にしたいですね。
どちらかと言えば、大きな上昇局面は来ず、膠着状況が続くと予想した場合に、短期的な分配利回り(インカムゲイン)を狙う人向けの商品特性がある気がします。
P500指数が上昇する局面では、収益が限定されます。
長期的には、S&P500に連動するETF(1655、2633など)を持っている方が、良好なトータル・リターンを期待できる可能性が高いはずです。
まとめ:商品の特徴をよく知り、投資目的に合った商品を購入しよう!
今回は、2868:グローバルX S&P500・カバード・コール ETFを取り上げました。
(2868)は、S&P 500指数を原資産として、1ヵ月ごとに新しく期近のコール・オプションを売り建てる「カバード・コール戦略」の東証ETFで、円建てで投資できるものです。
「カバード・コール戦略」の特徴は主に2つ。
① S&P500指数の上昇による値上がり益を放棄する代わりに、オプションの売却によって得られるオプション・プレミアムが主な収益源。
② 相場の下落局面においてはオプション・プレミアム分がクッションとなり、S&P500指数の下落による損失を軽減する。
主にインカム・ゲインを狙う商品で、大きなキャピタル・ゲインは期待できません。
大きな上昇局面は来ず、膠着状況が続くと予想した場合に、短期的な分配利回り(インカムゲイン)を狙う人向けの商品かもしれませんね。
我が家は、まだまだ資産形成期。
株式インデックス・ファンドを中心とした長期的な資産形成をしていますので、短期的な相場予測を必要とする商品には投資しない方針です。
様々なニーズに応えるべく、数多くの投資商品が発売されています。
選択肢が増えることは良いことです。
2868:グローバルX S&P500・カバード・コール ETFを否定するつもりは、毛頭ありません。
しかし、個々の投資目的にあった「適切な商品を選んでいく力」も、資産運用には必要です。
そういった温度感で、引き続き株式市場と関わっていきたいと思っています。
この記事が、皆さんの資産形成のお役に立てれば幸いです。
では、良い資産形成を!
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グローバルXより「2866 グローバルX 米国優先証券ETF」が東京証券取引所に上場されています。
こちらも”インカム系”金融商品となっていますね。
投資目的にあった適切な商品を選んで、資産運用を行っていきたいですね。
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