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【早く始めるほど楽】月額1.5万円(年間18万円)から15年で、教育資金 (約600万円)を準備する方法!(再現性あり!)

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こんにちは! マメ助です。(Twitter@2020mamesukeFP

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前回の記事では、「老後のお金とは別に、10年後に必要な教育費(約600万円)の準備をしたい」という内容で解説しました。

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想像以上に反響があり、次のようなお便りをいただきました。

10年で準備する方法は、積立額が高くても、かなりハイリスクな運用が必要だと分かりました。なるべく早めに教育資金を準備していきたいと感じました。

我が家では、あと15年で大学進学費用(約600万円)を準備する必要があります。しかし、今のところ月額1.5~2万円くらいしか積立できません。

月額1.5~2万円から、15年で約600万円準備する方法を教えてください。<

質問者さん
質問者さん

今回は、その疑問にお答えする形で「別額1.5万円から、15年で教育資金(約600万円)を準備する方法」を解説します。

この記事で紹介すること
  • あと15年で教育資金など、約600万円を準備したい!
  • でも、月3.5万円(年間42万円)も現金で積立貯蓄できない!

リスクをとってお金を準備したい人に、この記事はヒントになります。

マメ助
マメ助

最後までご覧いただき、資産運用のヒントにしていただければ幸いです。

  

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前提条件を整理します

 

資産運用を始める前に、投資の目的とその方法を確認します。

今回の目的と方法は次のとおりです。

目的:教育費用(=大学進学費用)を、15年で約600万円準備したい。

(約3.5万円/月(約40万円/年)を15年間現金貯金すれば準備できるが、そんな余力がない!)

方法:リスクをとって運用する。

「リスク運用:現金=(45:55)=270万円:330万円」を目標とする。

5つのステップで約600万円を目指す。

 (1)初めの7年間は、拠出可能な額を全てリスク運用する。

 (2)後半8年間は、拠出可能な額を全て現金貯金とする。

 (3)全体の運用リターンは、2.0%を超える運用を目指す。

 (4)全体の運用リスク(▲17%)、最大損失額は▲102万円。

 (5)投資対象は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とする。

積立金額の設定(段階的に引き上げ) → 元本合計:510万円

 ・1、2年目:月1.5万円 → 年18万円(2年で36万円)

 ・3、4年目:月2.0万円 → 年24万円(2年で48万円)

 ・5、6年目:月2.5万円 → 年30万円(2年で60万円)

 ・7、8年目:月3.0万円 → 年36万円(2年で72万円)

 ・9~15年目:月3.5万円 → 年42万円(7年で294万円)

5つのステップについて、シミュレーションを行っています。

教育費用(大学進学費用)=約600万円が必要な理由は割愛します。

前回の記事を確認してください。

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マメ助
マメ助

教育費用を準備するポイントは、次の2点でしたね!

① 教育費用はインフレしやすい!

② 私立理系大学4年間:約600万円

直近はあまり上昇していない印象を受けますが、教育費用はインフレしやすい傾向があります。

今後も、年率:0.5%~1.0%のインフレが続くと考えておくと無難です。

   

下表から分かるとおり大学卒業まで、私立医歯科系を除いて、だいたい600万円もあれば学費部分は、十分対応可能です。

出典:「教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール(改訂版)」より作成

  

いざ実践!シミュレーションの結果!

必要なお金を準備するためには、次の3つの方法があります

  1. 自分で用意する(収入-支出)
  2. 運用する(資産×利回り)
  3. 借りる or もらう

 

教育費用のような決まった時期に、決まった金額を準備する場合は「リスクを取らずに、貯蓄することが無難」です。

今回は、①と②を組み合わせ、15年で準備する方法を紹介します。

この方法は、再現性は非常に高く、投資に関するテクニックはほぼ不要です。

しかし、株式市場の状況に大きく影響を受けますので、その点はご留意ください。

(株式市場によっては、損失が発生し、③の方法で資金を準備する必要が生じます。)

 

また、積立金額については、初めの1年目・2年目は月額1.5万円の拠出ですが、3年目以降は収入が増えることを想定して、次のように月額の積立金額を2年ごとに、5千円上昇させています。

【積立金額の推移】

積立金額の設定(段階的に引き上げ) → 元本合計:510万円

 ・1、2年目:月1.5万円 → 年18万円(2年で36万円)

 ・3、4年目:月2.0万円 → 年24万円(2年で48万円)

 ・5、6年目:月2.5万円 → 年30万円(2年で60万円)

 ・7、8年目:月3.0万円 → 年36万円(2年で72万円)

 ・9~15年目:月3.5万円 → 年42万円(7年で294万円)

    

(1)初めの7年間は、拠出可能な額を全てリスク運用する。

全世界株式インデックスの過去実績から、「リスク:20%、リターン:4%」として計算します。

まずは、運用期間を長く確保するために、前半7年間の拠出可能な金額を全て投資に回します。

運用方法は、愚直に毎月積立投資です!

7年間積立投資した後は、引き出すまでほったらかしでOKです。

 

(2)後半8年間は、拠出可能な額を全て現金貯金とする。

後半8年間は、ゴールを目指してリスクを段階的に減らすため、拠出可能な金額を全て現金貯金として、銀行口座に積み立てます。

(1)、(2)の運用の結果は次のようになります。

(表1)と(表2)
  • 前半7年間は、運用期間を長く確保するため積極的なリスク運用!
  • 後半8年間は、ゴールに向けてリスクを減らす運用に切り替える!

全体として「リスク運用:無リスク運用=45:55」

  

15年間の運用の結果は?

リスク運用の結果は、次のようになります。(今回は特定口座を用いた運用を行ったので、含み益に対して約20%の課税を受けます。)

  • 元本:180万円
  • リスク:20%、リターン:4%(複利運用)
  • 15年目:284万円(損益:+104万円)
  • 特定口座の課税:約20%手取り:約80%
  • 手取り:180+(104*80%)≒ 263万円
  • (※つみたてNISAを活用していると、284万円全て手取りとなります。)

 

(3)全体の運用リターンは、2.0%を超える運用を目指す。

15年間の運用の結果

(1)+(2)=(263万円+330万円)=593万円となり、

約600万円準備することができました。

さて、全ての元本510万円を15年間運用し、手取り593万円まで増えた場合、全体としてどれだけのリターンをられたかを計算する方法が、(表3)です。

(表3)

結論だけ言いますと、年率:約2.1%程度で運用できたことが分かりました。

マメ助
マメ助

教育費用は、年率:0.5~1.0%程度インフレが想定されるんだったね!

年率:約2.1%なら、十分インフレに対応して運用できたことが分かります。

     

(4)全体の運用リスク(▲17%)、最大損失額は▲102万円。

(表4)全体のリスクとリターン

さて、この方法で考慮すべきことは、リターンだけではありません。

最大損失額もしっかり把握しておきましょう。

計算方法は割愛しますが、(表4)の一番右側を見てください。

これは各年で、「コロナ・ショック級」の株式市場の暴落が発生した時に、発生しうる最大損失額を示しています。

運用額が大きくなる後半ほど、損失額が大きくなることが分かります。

マメ助
マメ助

もし仮に15年目に「〇〇ショック」が発生したら、せっかく積み上げた614万円が、一気に512万円まで減ることになります。

 

この不確実性(リスク)を受け入れられるなら、この方法は再現性の高い方法です。

繰り返しますが、必要なお金を準備するためには、次の3つの方法しかありません

  1. 自分で用意する(収入-支出)
  2. 運用する(資産×利回り)
  3. 借りる or もらう

仮に②で失敗した場合に備えてリカバリーできる方法を準備しておきましょう!

例えば、①の積立額を増やす(倹約や副業、夫婦共働き)、③借りる(奨学金) or もらう(児童手当)などが考えられます。

マメ助
マメ助

童手当は、子ども一人につき、生まれてから~中学卒業までの15年間で、約200万円給付されるので、損失の補填に十分活用できます。

キーワードは「児童手当は、全額現金貯蓄する!」です。

(5)投資対象は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とする。

さて、最後は想定した「リスク:20%、リターン:4%」を達成しそうな投資対象の紹介です。

(1)でもお伝えしたとおり、「リスク:20%、リターン:4%」は、全世界株式指数(MSCI オール・カントリー・ワールド・指数)の過去実績からリターンを少なめに見積もったものです。

この指数に連動する投資信託は、「eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)」などがあります。

詳しくは、楽天証券のHPをご確認ください。

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000H1T1

マメ助
マメ助

今のところ、迷ったら「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」で、OKです。

   

まとめにかえて

老後のお金とは別に、15年後に必要な教育資金(約600万円)の準備をしたい」という内容で解説しました。

教育費用のような決まった時期に、決まった金額を準備する場合は「リスクを取らずに、貯蓄することが無難」です

 

しかし、今回紹介した方法は、再現性は非常に高く、投資に関するテクニックはほぼ不要ですが株式市場の状況に大きく影響を受けますので、その点はご留意ください。(場合によっては、損失が発生します。)

 

具体的には次のとおりです。

目的:教育費用(=大学進学費用)を、15年で約600万円準備したい。

(約3.5万円/月(約40万円/年)を15年間現金貯金すれば準備できるが、そんな余力がない!)

方法:リスクをとって運用する。

「リスク運用:現金=(45:55)=270万円:330万円」を目標とする。

5つのステップで約600万円を目指す。

 (1)初めの7年間は、拠出可能な額を全てリスク運用する。

 (2)後半8年間は、拠出可能な額を全て現金貯金とする。

 (3)全体の運用リターンは、2.0%を超える運用を目指す。

 (4)全体の運用リスク(▲17%)、最大損失額は▲102万円。

 (5)投資対象は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とする。

積立金額の設定(段階的に引き上げ) → 元本合計:510万円

 ・1、2年目:月1.5万円 → 年18万円(2年で36万円)

 ・3、4年目:月2.0万円 → 年24万円(2年で48万円)

 ・5、6年目:月2.5万円 → 年30万円(2年で60万円)

 ・7、8年目:月3.0万円 → 年36万円(2年で72万円)

 ・9~15年目:月3.5万円 → 年42万円(7年で294万円)

15年間運用した結果は、次のようなシミュレーション結果(表4)となります。

(表4)全体のリスクとリターン

元本:510万円が、593万円(税引後)まで増える可能がある一方最大512万円まで減る可能性があります。

この不確実性(リスク)を受け入れられるなら、この方法は再現性の高い方法です。

繰り返しますが、必要なお金を準備するためには、次の3つの方法しかありません

  1. 自分で用意する(収入-支出)
  2. 運用する(資産×利回り)
  3. 借りる or もらう

仮に②で失敗した場合に備えて、リカバリーできる方法を考えておくのをおススメします。

例えば、①の積立額を増やす(倹約や副業、夫婦共働き)、③借りる(奨学金) or もらう(児童手当)などが考えられます。

キーワードは、「児童手当は、全額現金貯蓄する!」です。

マメ助
マメ助

児童手当は、子どもが生まれてから~中学卒業までの15年間で、約200万円給付されるので、損失の補填に十分活用できます。

15年という長期の時間をかけると、ゆとりある準備が可能となります。

この方法で、教育資金(約600万円)を準備するのは、再現性が高く、積立投資を続けるだけで誰もが実現できる可能性を秘めています。

ぜひ後悔のない、資産運用を行ってください!

 

この記事が、皆さんの資産形成のお役に立てれば幸いです。

では、良い資産形成を!

   

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30代会社員・医療技術系!
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モットーは「一人ひとりの幸せが、家族の幸せ!」

自家製野菜を育てる&読書&動物も大好き、家計財務の責任者!(CFO)

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